【アメリカ横断日記15日目】国家に見捨てられた街！？デトロイトの今を見てきた
みなさんこんばんは、私は昨日の夜にデトロイトに到着いたしました。デトロイトに来た目的はカナダに入国するためですが、バスの出発まで少し時間があったのでホストにデトロイトの街を案内してもらいました。デトロイトは街自体が経済破綻しており「国家に見捨てられた街」「犯罪都市」など、どうしても悪評ばかりが目立っているのが現状です。そんなデトロイトでは今何が起こっているのか。少ない時間ですが調査をしてきましたのでその様子を書いていきたいと思います！
ここデトロイトはかつて「T型フォード」を中心とした自動車産業で栄えてきました。ここは元々フォードの組み立て工場で毎日たくさんの車が組み立てられていました。しかしながらデトロイトは数十年かけて徐々に衰退していき2013年には、ついに経済破綻してしまいました。ダウンタウンでも廃墟と化した建物、オフィスなどを多く見かけます。またダウンタウンから外れるとさらにひどくなり、廃墟となった工場、マンション、教会などがたくさん見られます。というより全体的に古い建物ばかりです。使われているだろうなというのは伺えるけれどもボロボロになった建物ばかりでした。夜になるととても物々しい雰囲気が漂っていました。デトロイトでの夜の不要な外出は命の危険が伴ってくるのでやめた方がいいと思います。犯罪率も全米でかなり高い水準となっています。街自体はコンパクトで人口もそこまで多くはない中で大都市と肩を並べるほどの犯罪率であるため、全米で1、2位を争うほど危険であると言えます。もちろんその分、犯罪にあうリスクも高いです。
トイレは落書きされている所が多く、ドアが破壊される場合もある
日曜にも関わらず、街は少し寂しい雰囲気だった
どうしても悪評ばかりが目立ってしまうデトロイトですが、実は魅力もたくさんあります！そんなデトロイトの魅力的な部分を探してきました！
(GMビルディング)
ここデトロイトには世界的にも有名な自動車メーカー・ゼネラルモータース(GM)の本社があります。ダウンタウンの中でもオフィスの建物は異彩を放っており、デトロイトのランドマークとなっています！
中はGM WORLDというテーマパークのようになっています。私自身はあまり車に興味がありませんが、車好きにはたまらないテーマパークのようなところだと思います。たくさんGM車が展示されており、ここでしか買えないGMオリジナルグッズもギフトショップで手に入れることができます！
オフィスビルディングの裏口を出るとシーサイドパークみたいな公園があります(正確には湖ですが)ここではたくさんの人がランニングやサイクリング、景色を見ながらくつろぐなど各々が好きなように楽しんでいました。なんと、湖の向こうはカナダとなっており、カナダの国旗がみえました。とても景色が綺麗で個人的には好きな場所でした。時間があればもっと居たかったです。晴れていたらさらに景色がいいと思うので、デトロイトを訪れた際は絶対に行くべきところだと思います。
湖の向こうはカナダ
(コメリカパーク)
ここデトロイトはメジャーリーグチーム・デトロイトタイガースの本拠地でもあります。最近は成績が低迷してきておりますが、今後の躍進に期待したいところです。球場内にはこれでもかと言うほど、いたるところにトラがいます。
タイガースというチーム名なので分からないことはないですが、とにかくトラがたくさんいるのでぜひ見てみて下さい。もちろん本物ではないですよ（笑）
まとめ
このようにデトロイトは悪評がどうしても目立っていますが、たくさんの人々がここで生活をしています。全体的に若い人が多いように感じました。デトロイトが経済破綻したと言うことはまぎれもない事実ですが、人々によるとどんどん街は復旧が進み、だんだんと良くなってきているそうです。実際にダウンタウンを中心に建設中や改築中の建物をちらほらと見かけました。間違いなくデトロイトの街は良くなっていると感じました。ただ、治安の面に関しては全米最低の水準だということを忘れないでいただきたいです。デトロイトは良い街だと思います！ただ安全には十分な配慮をする必要があります。
ということで今日はこの辺で。明日はアメリカを離れ、カナダに入国します！
